トップ > 最新情報 > 【報告】 精研談話会が開催されました。(2014年12月2日)
精研談話会 報告
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日時:平成26年12月2日(火)13:30~15:00 場所:精研 R2棟1階 第1セミナー室 講師:吉村奈津江 所属:東京工業大学 男女共同参画推進センター助教 題目:fMRIを用いたヒト運動座標系の脳内表象解析 講師:香取勇一 所属:東京大学生産技術研究所 特任助教 題目:短期的シナプス可塑性を持つ神経ネットワークのダイナミクスとその応用 概要 学内から合計15名の参加者のもと、脳科学に関連するモデルを用いた研究(計算論的神経科学)について、 最新の研究成果を発表していただきました。吉村氏には、非侵襲計測手法を用いて、これまで動物実験で 行われていた脳部位の情報表現について、fMRIを用いた実験の解析結果についてわかりやすく解説して いただきました。 香取氏には、神経細胞の活動を数理的に記述し、それらが結合した神経ネットワークのダイナミクスと 前頭前野の脳活動解析への応用などについて、わかりやすく解説していただきました。 二つの講演に対して、発表後、活発な議論が交わされました。 これまでは、神経活動と行動との相関などから脳機能の解明を行っていましたが、今後は、今回ご発表して いただいたような、計算論を用いた解析が増えていくのではないかと考えられます。 (文責:セキュアデバイス研究センター 小池康晴)