トップ > 産業界との研究協力
精密工学研究所では、これからの精密工学に要求される精密と知識を融合した知識集約的な基盤技術研究、新しい学問や産業の領域開拓を目指した萌芽的研究を行っています。産業界との研究協力を通して、こういった大学の特色を活かした基礎研究面での成果を広く社会に還元したいと願っております。また、産業界と大学との研究協力は、社会との活発な交流を通して、大いに刺激を受けることにもなり、相互に有益です。具体的な研究協力の方法として、以下のような制度が活用されています。
*産学連携についての詳細は東工大ホームページを参照してください。
研究・産学連携
産業界から研究者と研究経費を受け入れ、共通の研究課題について対等の立場で共同して研究を行なうものです。場合によっては、文部科学省からの研究費補助も得られます。
産業界から委託を受けて大学の研究者が実施する研究で、これに要する経費を委託者が負担するものです。民間等との共同研究と異なり、研究者の派遣は必ずしも必要ありません。他省庁や地方公共団体からの委託も可能です。
産業界からの研究者や技術者の受託研究員あるいは研究生として受け入れ、大学研究所における特徴ある研究テーマの推進、あるいは研究能力の向上を図っています。
産業界からの研究者や技術者を博士後期課程へ受け入れるための制度が特別に用意されており、教授陣の指導のもと学位の取得などが可能です。
産業界からの奨学寄付金によって、国立大学附置研究所に寄付研究部門を開設することができます。開設期間は2~5年間ですが、更新することも可能です。精密工学研究所では平成4~7年まで静粛工学寄附研究部門(JR東日本)が設置され、静粛工学という新しい学問分野創出に大きな貢献をしました。さらに、平成13年度より特許情報処理(JAPIO)寄附研究部門が新設されました。
上記の寄附研究部門の成果を発展させた共同研究プログラム「静粛工学」は産業界から多くの賛同を得て、産学協同研究をスタートしています。この共同研究プログラムにより、静粛工学をテーマとして、定期的に公開セミナーを開催して、産業界から多数の参加者を得ています。