トップ > 最新情報 > 【報告】精研談話会が行われました。(2014年12月16日)
精研談話会 報告
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日 時: 平成26年12月16日(火) 16:00~17:30 場 所: R2棟6階第3セミナー室 テーマ: 暮らしの中の音・騒音 -子どもにしか聴こえない音の話から航空機の話題まで- 講演者: 一般財団法人 空港環境整備協会航空環境研究センター 上田麻理氏 人間の耳に聞こえる音の周波数の上限は年齢によっても異なりますが、成人で概ね20 kHzといわれています。 一般に加齢によりこの上限周波数は下がってゆく傾向にありますが、最近、若者、特に子供では20 kHzよりも 高い周波数の音、すなわち超音波領域でも知覚できるという報告があります。このことについて定量的な計測を 行っている上田麻理氏にご講演をいただきました。地下街などにある20 kHz前後のネズミよけの超音波が子供や 若者に聞こえてしまう問題など、興味深いお話をいただきました。また、空港環境整備協会航空環境研究センターの 業務内容に関する紹介、空港内や航空機運航にかかわる音環境の話題もあり、学生諸君にも大いに参考になる 内容でした。参加者は約20名でした。
文責 中村健太郎(極微デバイス部門)