トップ > 最新情報 > 【報告】 第68回精研シンポジウム(横田眞一教授定年退職記念)が開催されました。(2015年3月6日)
第68回精研シンポジウム「高機能流体アクチュエータ」開催報告
第68回精研シンポジウムが2015年3月6日(金)に,すずかけ台キャンパス大学会館(すずかけホール)多目的ホールにおいて開催されました.本シンポジウムは,本研究所 高機能化システム部門 制御システム研究分野,横田眞一教授の最終講義を中心に企画されたもので,テーマは「高機能流体アクチュエータ」です.電界により粘度が変わる機能性流体ERFを応用したマイクロアクチュエータシステム,電界により流れを生じる機能性流体ECFのバイオエンジニアリング分野への展開,油中気泡分離除去システムを用いた油圧動力伝達システムの高強度化,等温化圧力容器,エアパワー,手術ロボットなどの圧縮性流体システムの最先端技術に関する4件の講演に続き,横田眞一教授の最終講義が行われました.最終講義は,横田教授の40年間の研究活動の成果のうち,横田教授が開拓された「マイクロ液圧」に関するもので,研究開発の経緯から将来展望までを含む興味深い内容でした.横田研究室の卒業生をはじめ,本学,精研の教職員,関係分野の企業の方々など140名以上の参加者を得て盛会となりました.懇親会にも110名以上が参加し,横田教授との歓談,OBの思い出話などに花が咲きました.最後に,本シンポジウムにご参加いただいた方々,ならびに開催にご協力いただいた方々に厚く御礼申し上げます.(文責: 高機能化システム部門 准教授 吉田和弘)
【プログラム】
13:20 開会の辞 益 一哉(精密工学研究所 副所長)
13:25 「機能性流体ERFを応用した次世代マイクロアクチュエータシステム」 吉田 和弘(精密工学研究所)
13:55 「電界共役流体のバイオエンジニアリング分野への展開」 竹村 研治郎(慶應義塾大学)
14:25 休憩
14:35 「油圧動力伝達システムの高強度化」 田中 豊(法政大学)
15:05 「フルードパワーシステムの発展を願って」 香川 利春(大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻)
15:35 休憩
15:45 最終講義「マイクロ液圧」 横田 眞一(精密工学研究所)
17:15 懇親会(すずかけホールラウンジ)