トップ > 最新情報 > 松谷晃宏技術部半導体MEMS支援センター長の記事が日刊工業新聞に掲載されました。(平成20年8月27日)
【説明文】
松谷晃宏技術部半導体MEMS支援センター長は,約40年の演奏歴を持つアマチュアヴァイオリニストで,演奏者の視点でヴァイオリン演奏の科学について研究を続けています。
ヴァイオリンの音は楽器や弦,弓の「道具」に加えて「演奏者」もパラメータのひとつとなります。今回は,ヴァイオリン演奏時の音の高さ(ピッチ)について,同一演奏者が同一の曲を18種の楽器で演奏した市販のCDを音源とし,ソロ部分のD弦A音と1オクターブ上のE弦A音の基本周波数を比較することで,それぞれの演奏における周波数のばらつきを測定しました。
その結果,今回比較した演奏では,D弦A音では調弦の基準の周波数よりも低い周波数で,E弦A音では基準周波数よりも高く演奏されていることが多かったことなどがわかりました。
この結果は他の実験結果とも合わせて,平成20年9月中部大学で開かれた第69回応用物理学会学術講演会で発表されました。