トップ > 最新情報 > 小山研究室の研究成果が,日刊工業新聞に掲載されました.(2006年10月26日)
【内容】
【半導体レーザー -温度によらず波長安定-】
東京工業大学精密工学研究所の小山二三夫教授の研究グループは,米国コーニング社と共同で,発振波長が温度によらず安定な半導体レーザーを世界で初めて実現した.通常の半導体レーザーは,温度上昇に伴い,1℃あたり0.1nm程度の波長変化を伴うが,面発光レーザーに微小機械構造を集積して,発振波長変化を自動的に補償する新構造を実現した.従来の光通信で使われている半導体レーザーに比べて,波長の温度変化が約1/50まで低減化された.従来必要であった冷却素子や波長安定化回路の排除により,モジュールの小型化や低消費電力化を可能にするものと期待されている.