トップ > 最新情報 > 小山ニ三夫研究室の研究が鉄鋼新聞に掲載されました。(2004年7月9日)
題目:「高速大容量面発光レーザーを開発 コスト3分の1に低減」
【内容】1300nm帯面発光レーザモジュールの開発
精密工学研究所マイクロシステム研究センターと古河電気工業との共同研究で,2.5Gbps以上で伝送が可能な1300nm波長帯面発光レーザに成功しました.なお,本研究は,平成14年度産学官連携型産業技術実用化開発費補助事業として,古河電工および東京工業大学精密工学研究所にて実施した成果です.1300nm帯面発光レーザは,発光面に垂直に共振器を形成する構造により,従来の分布帰還型(DFB)レーザ並の波長特性を低価格で実現できることから,次世代の低コスト通信用光源として期待されています.従来,1300nm帯では,高反射率のミラーを形成することが難しいことから,実用に足る光出力や温度特性を持つデバイスの実現が困難でした.本研究は,面発光レーザという日本発のデバイス(発明者:本学伊賀健一名誉教授)に,GaInNAsSbという新しい材料系を適用したものです.