トップ > 最新情報 > 松谷晃宏技官の研究が現代音楽4月号の132ページで紹介されました(2003年4月)
研究課題:「バイオリン演奏技量と楽器および弦との相性に関する研究」
【内容】 アマチュア奏者に対して弓を持つ指の力を測定したところ,弓の持ち方は大きく2種類に分かれることがわかれ,音色はスペクトル包絡で特徴付けが可能であり,弓の持ち方と音色の相関関係が存在することが確かめられた。また,音響特性の異なる楽器を用いて相性の関係を実験したところ,弓の持ち方の違いにより,好む楽器が異なることがわかった。また,楽器との相性は経験年数や自分の弾いた音に対する自己評価の違いにも関係することが明らかになり,経験的に言われている「音色は弾き手によってつくられる」ということを科学的に検証した。