トップ > 最新情報 > 精研談話会を開催しました。(1月29日)
下記のとおり精研談話会を開催しました。
日時:平成22年1月29日(金)15:00~18:00
場所:精研6階大会議室
講演題目:「多周波数を使った超音波画像の改善 -多共振型圧電振動子-」
講演者:秋山 いわき 氏(湘南工科大学工学部)
講演内容:現在の超音波診断画像の問題点とその改善方法についてお話し頂きました。
画像劣化の原因であるスペックル発生の原理から,周波数コンパウンド法によるその軽減方法について分かり易く解説して頂きました。
またこれらの技術を可能にする従来とは異なる新しい構造の超音波振動子についてご紹介頂きました。
講演題目:「理想的な超音波ガイド下脳外科手術への取り組み」
講演者:藤本 司 氏(昭和大学医学部)
講演内容:脳外科医師の立場から,脳腫瘍手術中の超音波の使用についてお話し頂きました。
術中における血液や生体組織の浮遊の発生や,吸引管による音波の後方散乱等による超音波診断画像の乱れを改善する手法について,実際の術中写真や超音波診断画像を交えて分かり易く説明して頂きました。
また頭部内での超音波像の見え方など基礎的な所もフォローして頂き,専門外の聴講者にとっても非常に有意義なご講演でした。
文責:中村健太郎(極微デバイス部門・教授)