平成21年度が始まり,知能化工学部門 奥村学教授,セキュアデバイス研究センター 小池康晴教授,知的財産利用支援システム研究部門(客員部門) 岩山真客員教授,知的財産利用支援システム研究部門(客員部門) 谷川英和客員教授,事務グループ職員 鵜飼清氏が着任しました。
新任職員着任挨拶
知能化工学部門
奥村学教授
4月1日付けで知能化工学部門認知機構研究分野の教授を拝命しました奥村学です。3月までも同部門知覚情報処理研究分野の准教授として,精研にはずっとお世話になっており,この4月から10年目になります。精研に着任して以後,その実学の精神の元,言語処理をどう世の中の役に立てて行くかということを念頭に研究を進めてきた結果,特許情報処理(JAPIO様から寄附部門を作っていただけました),ブログマイニング(リクルート,電通とともに会社を設立しました)等の分野で,一定の貢献ができ,それを少しはお認め頂き,今回教授にしていただけたのかと思っております。今後もこれまでの気持ちを忘れず,さらなる貢献ができるよう頑張って行きたいと考えておりますので,今後ともよろしくお願い申し上げます。
セキュアデバイス研究センター
小池康晴教授
平成21年4月1日からセキュアデバイス研究センター教授を拝命しました。平成10年8月に企業から大学 に移り,おおよそ10年間,研究・教育を行ってきました。大学では基礎研究を中心に行おうと考えておりましたが,多くの優秀な学生のおかげで基礎研究をベースに応用につながる研究も平行して行うことが出来ました。
セキュアデバイス研究センターでは,人間および社会の安全・安心を支えるデバイス・システムの創成を目指していますが,これまで行ってきたヒューマンインタフェースの研究をさらに発展させ,医療や福祉に役立つ“セキュアなデバイス”を創造していきたいと思います。今後とも,よろしくお願いいたします。
知的財産利用支援システム研究部門(客員部門)
岩山真客員教授
今年度より,知的財産利用支援システム研究部門の客員教授を拝命した岩山真です。最近では,以前にも増して大学での特許活用が重要になってきましたが,特許にまつわる情報システムのほとんどは,まだまだ特許の専門家でないと使いにくいものになっています。本研究部門では,発明者である研究者自身が,論文と同じ感覚で特許情報を利用できるようなシステムを目指していきたいと考えておりますので,ぜひ皆様からもご意見ご要望をお寄せいただければと思います。
知的財産利用支援システム研究部門(客員部門)
谷川英和客員教授
平成21年4月1日から客員教授を拝命いたしました谷川英和です。
私は,松下電器(現パナソニック)でデータベース等の研究開発を約10年行った後,知的財産分野に土俵を移し,現在,弁理士として特許事務所を経営する傍ら,「特許工学」という研究領域を提案し,微力ながら研究活動を継続しております。「特許工学」とは,発明の着想から権利化,権利行使に至る約20年間の特許ライフサイクルの各種活動に対して,工学的にアプローチする研究領域です。
このたび,奥村学教授をはじめとする先生方と共同研究をさせて頂ける,このような機会をお与え頂き,心から感謝しております。
今後とも,よろしくお願い申しあげます。
事務グループ職員
鵜飼 清氏
私は,今年の3月に定年退職しましたが,4月から再雇用という形で採用され,精研事務室で働くことになりました。
東工大に42年間勤めて,主に会計関係の仕事をしてきました。
すずかけ台も4回目の勤務で,延べ12年になります。
精研は顔見知りの先生も数多く,その点では仕事がやりやすいと思っています。