トップ > 最新情報 > 「理工系女性研究者プロモーションプログラム」による講演会〔精研談話会〕を開催しました。(2009年1月30日)
下記のとおり男女共同参画推進センターの共催で,下記の通り講演会を開催いたしました。
記
「理工系女性研究者プロモーションプログラム」講演会
日時 : 1月30日(金) 15:00-18:00
場所 : 東京工業大学すずかけ台キャンパス J2棟20階,中会議室
講演内容:
(1) 「男性の育休を通じて考えるワークライフバランス」 15:00~16:00
山田正人((独)経済産業研究所・総務副ディレクター)
経済産業省のキャリア官僚が第3子の誕生を機に取った1年間の男性の育児休暇の体験談.泣き叫ぶ赤ん坊の世話,母親教室に参加する唯一人の父親,職場との葛藤、周囲の好奇の視線といった苦労話をユーモアを交えて講演されました。その中で我々が全く認識していなかった育児に関する多くの社会制度,夫婦がともに働き,家事・育児をするために職場や家庭で何が必要となるかを教えていただきました。
参加者からは具体的な子育てに関する事例や解決法について活発な質疑応答がかわされました。
(2) 「国際金融バンカーから先端医療ブレークスルー推進役へ」 16:00~17:00
江上美芽(ウェルタイムコーポレーション㈱・代表取締役)
(東京女子医科大学先端生命医科学研究所、東北大学未来医工学治療開発センター・客員教授)
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所の客員教授で,ヘルスケア部門でのグローバルファイナンスの経験を日本発のメディカルイノベーションの世界展開に生かすべく,国際金融バンカーからの転身の経緯と苦労について講演されました。また,先端生命医科学研究所は学内の臨床・基礎の各科,早大大学院生命理工学専攻,阪大眼科,同第一外科,東北大眼科,東京医科歯科大,その他の大学,研究所との連携を通じて従来の領域を超えた先端医療について多くのスライドを用いてわかりやすく紹介されました。
参加者からはプロジェクト支援に関することから,女性の立場での事例について活発な質疑応答がかわされました。
(3) 総合討論 17:00~18:00
文責:肥後矢吉(先端材料部門・教授)