トップ > 最新情報 > 精研公開が開催されました。(2008年10月24日)
すずかけ台キャンパスでは,「すずかけ台キャンパス学術・研究公開」を毎年実施しており,精研公開もその一環として~ファインテクノロジーで未来を拓く先見の精研~の標語の基で行われました。
当日は,朝からあいにくの雨模様、昼には南方のような雨となり,参加者の出足が心配されましたが,100名を越える多数の皆様にご参加いただくことができました。
各研究室の公開では,最新の研究成果を見学していただくとともに,熱心な質問をいただき,大変有意義な研究交流ができました。
学術研究公開のプログラムのひとつである学術講演会では精密工学研究所から本研究所のセキュアデバイス研究センター客員教授の佐藤一雄先生(名古屋大学大学院研究科教授)に「教科書を疑え MEMSのサイエンス -短結晶シリコンの破壊特性、エッチング特性-」について,常識的に言われている事も研究では疑って開始せよとの教訓と共に分かりやすく解説いただきました。佐藤先生は沖縄での学会の帰りに直接にすずかけ台キャンパスの精研公開講演に駆けつけていただきました。その人柄と研究に対する姿勢は当精研職員に大変に参考になると思われました。
キャンパス学術・研究公開は最先端の研究や成果の公開とともに,地域住民や企業の方々,さらに進学希望の学生の皆様にも広くキャンパス内の教育研究活動をご覧いただくことのできる貴重な機会です。精研公開もこれからますます充実したものにしていきたいと願っています。
文責 香川利春(広報委員長・高機能化システム部門・教授)
* SeikenPamphlet2008.PDF