トップ > 最新情報 > 精研公開が「東京工業大学すずかけ台キャンパス学術・研究公開」 の一環として開催されました.(2006年10月27日)
精密工学研究所公開が2006年10月27日(金)に開催されました。すずかけ台キャンパスでは、数年前より研究および教育組織が一丸となり、技術者、研究者、企業家、起業家などの専門家を対象として「すずかけ台キャンパス学術・研究公開」を実施しており、精研公開もその一環として行われました。
当日は、あいにくの曇空ではありましたが、お蔭さまで多数の皆様にご参加いただくことができました。
研究室の公開では、参加者の皆様から熱心な質問をいただき、大変有意義な研究交流ができました。学術研究公開のプログラムのひとつである学術講演会では精密工学研究所からバイオテック集積工学客員研究部門の秋吉一成客員教授(東京医科歯科大学)に「ナノゲル工学による新規バイオマテリアルの設計と応用」と題してお話いただきました。薬学・医学分野から化粧品、食品の分野まで幅広く利用されているポリマーゲルに関して、会合性高分子の自己組織化による新規物理架橋ナノゲルおよびナノゲルの集積制御による機能性ヒドロゲルの新規設計手法など、最近の研究開発を分かりやすく解説していただきました。
今年は、キャンパス学術・研究公開が「産学連携の新しいスキームを探る」と題したパネルディスカッションなどプログラムを一新してキャンパス挙げての有意義なイベントとなりました。精研公開も、最先端の研究や成果の公開とともに、地域住民や企業の方々や進学希望の学生の皆様にも広くご覧いただけるよう、さらに充実させていきたいと願っています。
文責 佐藤 誠(広報委員長・知能化工学部門・教授)