トップ > 最新情報 > 若手研究技術者産学交流セミナー ITシリーズ見学会が行われました.(2006年5月22日)
精密工学研究所とNEC中央研究所の共催で行っている、産学交流セミナー ITシリーズの中のイベントとして、NEC中央研究所(JR南武線向河原駅)の見学会が5月22日(月)09:30-14:00に行われました。精研からは、横田所長以下、教授2、助手2、技術職員5、博士課程学生3の計12名が参加しました。
國尾NEC中央研究所所長・執行役員の挨拶に続き、江村研究企画部長(本シリーズ第1回講演者)によるNECと研究開発の概要説明、妹尾統括マネジャー(同第1回講演者)によるインターネット研究所活動紹介、原崎統括マネジャー(同第3回講演者予定)によるメディア情報研究所活動紹介、橋本統括マネジャーによる生産技術研究所活動紹介、中村部長(同第2回講演者)によるシステムデバイス研究所活動紹介がありました。実験室見学では、インターネット研究所:グリッドコンピューティング運用管理・WEBサービス、メディア情報研究所:騒音下での音声認識、顔照合、システムデバイス研究所:無線LAN用LSI,40-100Gb/s光通信用LSIのデモなどが行われました。
活動紹介、実験室見学を通じて、活発な質問、議論が行われました。せり市場のような騒音下で我々の耳には良く聞き取れないような環境下でも十分に認識できる音声認識技術など、実用化を強く意識した企業研究所の取り組みの一端に触れることができ、有意義な産学交流になったように思われます。
2月から始まったこのITシリーズは、6月8日(木)15:00からの第3回講演会・懇談会を残すのみとなりました。第3回では、新しい高速不揮発性メモリ“MRAM”と、デジタル放送向け符号化・配信技術についての講演が予定されています。ぜひ、ご参加ください。
(文責: 小林 功郎)