トップ > 最新情報 > 第47回精研シンポジウム 「フォトニックネットワークデバイスの新展開 (5)」が開催されました。(2006年3月2日)
第47回精研シンポジウム「フォトニックネットワークデバイスの新展開(5)」が,平成18年3月2日(木)に東京工業大学すずかけ台キャンパス大学会館多目的ホールで開催されました.本シンポジウムは,将来の大容量光通信ネットワークのための新しいデバイス・システム技術の討論の場を提供することを目的として4年前から継続的に企画され,下記のプログラムに示すように当該分野でご活躍の方々を招いて開催されました.学内外120名の参加者のもと,最先端の研究開発の講演と討論が行われました.
セッションA 10:10-11:40 座長:小林功郎(東京工業大学)
10:10-10:40 小山二三夫(東京工業大学)面発光レーザ構造を用いた光信号処理の新展開
10:40-11:10 篠田和典,他(日立製作所,*オプネクスト)
1.3μm帯短共振器DBRレーザの低電流10Gbit/s動作
11:10-11:40 伊藤日出男,他(産総研)高密度光バックプレーン
12:40-13:40 ポスターセッション(33件)
セッションB 13:40-15:40 座長:井筒雅之(情報通信研究機構)
13:40-14:10 市村厚一(東芝)
EITによる物質の量子状態制御およびその光速制御,量子情報処理への応用
14:10-14:40 納富雅也,他(NTT,東工大)フォトニック結晶の動的制御と波長変換
14:40-15:10 中尾正史(NTT) ナノインプリント技術の光部品への応用
15:10-15:40 國分泰雄,加藤智行,五江渕裕太(横浜国大) マイクロリング光回路と波長選択スイッチ
セッションC 16:00-18:00 座長:荒井滋久(東京工業大学)
16:00-16:30 L.R. Nunes, T.K. Liang, K.S. Abedin, T. Miyazaki and M. Tsuchiya (NICT)
All-Optical Switching in Silicon Wire Photonic Circuits
16:30-17:00 三浦 明,和田守夫,八木原剛,池澤克哉,藤田忠重(横河電機)
光パケットネットワークシステム要素技術開発
17:00-17:30 中村滋(NEC)対称マッハツェンダー型全光スイッチのシステム応用検討
17:30-18:00 植之原裕行(東京工業大学)
光ラベルスイッチ用光DA変換型ラベル識別器の動作特性向上と半導体デバイス化に関する研究
上羽貞行精研所長の挨拶から始まり,当該研究分野での産官学からの最先端の研究開発の講演,マイクロシステム研究センターの成果報告を兼ねたポスター講演32件を通して活発な議論が行われ,専門家や学生にとっても実りの大きな会議となりました.本シンポジウムは,科研費学術創成研究「超高速光ネットワーク用光IC」,21世紀COE「フォトニクスナノデバイス集積工学」の成果報告も兼ねて行われました.
本シンポジウムの開催にあたりご支援およびご協力いただきました関係各位に感謝致します.
(文責:小山二三夫)