トップ > 最新情報 > 新任職員着任挨拶(2005年10月1日)
平成17年8月1日付けで,技術職員,畠山 直之 氏が着任致しました.
また平成17年10月1日付けで曽根 正人助教授が着任致しました.
先端材料部門
曽根正人助教授
この度、10月1日付けで先端材料部門機能評価研究分野の助教授として着任いたしました曽根正人です。1996年に東京工業大学大学院理工学研究科高分子工学専攻博士後期課程を修了し、その後、新日本石油株式会社に4年間勤めました。2000年に東京農工大学工学部有機材料化学科に助手として赴任し2005年3月まで勤めた後、2005年4月から化学システム工学科に特任助教授として研究して参りました。
私はこれまでに高分子工学・分析化学・材料工学・化学工学・表面処理・金属工学と非常に多岐に渡った研究を行っています。東京工業大学博士課程及び新日本石油では、高分子液晶の基礎と応用研究を行いました。このとき開発されたフィルムは現在の携帯の7割に利用されています。東京農工大学では、超臨界流体工学と表面処理技術(特にめっき技術)を融合した技術である「超臨界ナノプレーティング」法を開発しました。この技術により得られたニッケル金属皮膜は従来のめっき法で作製された膜と異なり、ピンホールが無くレベリングも高く、更に金属粒径が非常に細かく緻密であり硬度も高いので薄膜化が可能となり、面粗度20nmを達成する均一な高性能膜が生成することを明らかにしました。また、本方法は複雑形状を有する微細部分への被覆性も優れています。
今後は、ナノテクノロジーの更なる進展を図るべく、金属工学・表面技術・化学工学の新規な融合技術開発、および得られた先端材料の評価技術の確立を計画しております。精密工学研究所には、材料から機械・電子・制御などの冠たる専門家が揃っておられますので、私の研究にご興味を持って下さり、共同研究ができれば幸いと存じます。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。
畠山 直之 技術職員
この度8月1日付けで技術職員として着任いたしました。大学時代に大きな交通事故をし、その後のリハビリで多くの人の支えのおかげで回復することができました。 なにかしら陰で人を支えていきたいと考え、大学に尽くす立場になろうと思い就職いたしました。 初めての職場で右も左も分からず、先生方にもご迷惑をおかけしているかと思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。