トップ > 最新情報 > 【NEW】新任着任挨拶(2011年4月1日)
平成23年度が始まり,セキュアデバイス研究センター 客員研究部門 川人 光男客員教授,土屋 智由客員准教授,光エレクトロニクス 客員研究部門 嶋脇 秀徳客員教授,知能化工学部門 三武 裕玄助教,先端材料部門 田原 正樹助教が着任しました。
セキュアデバイス研究センター 客員研究部門 川人 光男客員教授
今年度から、セキュアデバイス研究センター客員部門に着任しました川人光男です。私は、長年株式会社国際電気通信基礎技術研究所、通称ATRで、脳の情報処理を調べる研究に携わってきました。脳活動信号から脳に表現されている情報を解読し、その情報を使ってロボットを操作し、脳機能を解明するという研究です。脳を創ることによって脳を知り、脳を創れる程度に脳を知る、という計算論的神経科学が私の研究のキャッチフレーズです。脳が解いている具体的な問題を解く事により、初めて情報処理を明らかにできるという立場から、脳、身体、環境のなすダイナミクスを全体として理解するための研究を実施してきました。ヒト型ロボットCB-i、空電外骨格ロボットEXORのブレインマシンインタフェースによる制御などを通して、見まね学習、二足歩行、3次元視覚物体認識の発達などの脳機能の解明を目指すのも特徴です。最近では、脳と情報通信ネットワークを直接繋ぐ新しい技術であるブレインマシンインタフェースを、脳情報の推定や解読の数理統計研究に基づいて開発しています。この技術を用いて、因果関係を証明できる操作脳科学を構築する事も目指しています。どうぞよろしくお願いします。
セキュアデバイス研究センター 客員研究部門 土屋 智由客員准教授
平成23年4月より、セキュアデバイス研究センターの客員准教授を拝命いたしました。
これまで、MEMS、すなわち半導体微細加工技術を用いた力学量(加速度、角速度)センサに関する研究として加工・プロセス技術、デバイス設計・評価技術、材料・信頼性評価技術などを行ってきました。センターのみならず精密工学研究所の各部門の先生方とも交流を深めて「セキュアデバイス」実現に寄与していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
光エレクトロニクス 客員研究部門 嶋脇 秀徳客員教授
平成22年4月より、光エレクトロニクス研究部門の客員教授を拝命しました嶋脇秀徳です。東北大学博士課程を終了後、NECにて無線デバイスや光デバイスの研究開発および製品化に従事し、現在は実装基盤技術を中心とした研究開発に取り組んでおります。
市場ニーズや社会課題を見据えて、今後の電子システム機器がもたらす価値とその実現を支える実装基盤技術について企業側の視点を交えながら検討して参りたいと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
知能工学部門 三武 裕玄助教
平成23年4月1日付で,知能化工学部門 佐藤・長谷川(晶)研究室の助教に着任いたしました三武裕玄です。東京工業大学大学院知能システム科学専攻にて今年3月に博士の学位を取得しました。専門はバーチャルリアリティ(VR)で、VR世界におけるインタラクティブなキャラクタの自律動作生成の研究を行っております。
慣れるまでは不手際からご迷惑をおかけすることも多いかと思いますが、精一杯頑張ってまいりますので、どうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
先端材料部門 田原 正樹助教
平成23年4月1日付で、先端材料部門 材料設計研究分野 細田・稲邑研究室の助教に着任いたしました田原正樹です。本年3月に筑波大学大学院数理物質科学研究科物性・分子工学専攻にて博士後期課程を修了いたしました。これまではチタン系形状記憶・超弾性合金の研究開発を行ってまいりました。今後はこれまでに得た知識・技術をさらに発展させ、様々な材料の研究開発に積極的に取り組んでまいりたいと思っております。新たな環境で何かと不慣れなことも多く、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが精一杯頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。