トップ > 最新情報 > 静粛工学セミナー(通算第41回)が開催されました(2005年10月5日)
静粛工学セミナー(通算第41回)を平成17年10月5日(水)に本学すずかけホール内第一集会場で開催し,学内外約40人の参加者のもと,下記最新のトピックについて話題提供と活発な議論が行われました.
本セミナー開催にあたり,ご支援いただきました関係各位に感謝いたします.
(1)ショートトピック by 静粛スタッフ
「最近の新幹線騒音に関するトピック」
(2)「省エネルギを目指したコンデンサ平面スピーカ」
山崎 芳男 氏(早稲田大学)
1ビットアンプで駆動するコンデンサコンデンサスピーカを中心にスピーカの高能率化、平面スピーカの大空間への導入例を紹介する。現在広く使われているダイナミックスピーカの電気音響変換効率は1%程度であり、それを駆動する電力増幅器の効率もせいぜい10%程度である。スピーカから音を出すことにより99.9%の電力を熱にして地球を暖めていることになる。超伝導スピーカやコンデンサ平面スピーカを1ビット信号で駆動することにより、電気音響変換効率を20?40%に改善できることを示す。
(3)「超高層免震建物を中心とするすずかけ台キャンパス地震観測システムについて」 大町 達夫 氏(東京工業大学)
東工大すずかけ台キャンパスに最近完成した20階建て超高層免震建物を中心とする、地震観測システムと観測記録の概要などを紹介する。この観測システムは、21世紀COEプログラム「都市地震工学の展開と体系化」の一環として整備されつつあるものである。去る7月23日夕刻に首都圏を驚かした、直下地震の観測記録も得られたので、その記録などを例示しつつ、本COE構想も紹介する。
(4)本学J2高層棟見学
超伝導スピーカのデモ
J2高層棟免震機構見学
(文責:松村茂樹)