トップ > 最新情報 > 精研談話会が開催されました.(2005年3月10日)
大槻先生退職記念の精研談話会開催される
2005年3月10日(木)15:00-17:00、精研談話会がすずかけ台キャンパス総合研究館大研修室を会場として開催された。今回の談話会は本年3月末日をもって東京工業大学を停年退職された精密工学研究所知能化工学部門の大槻茂雄教授の退職記念の談話会であり、長年大槻先生と共同研究を続けられてきた東北厚生年金病院名誉院長の田中元直先生にもご講演をお願いして、以下のようなプログラムで行われた。
講演1.15:00-15:50 心臓の3次元生理学への超音波計測法によるアプローチ
田中元直先生(東北厚生年金病院 名誉院長、旧医用計測客員部門教授)
講演2.15:50-17:00 (退職記念講演)人間の思考と計算機に注目して45年
大槻茂雄先生(精密工学研究所 教授)
当日は、学内外から50名を越す参加者があり、会場はほぼ満員であった。前半の講演1では、田中先生に超音波計測法による心臓3次元生理学へのアプローチを数多くのスライドやビデオを用いて分かりやすく解説していただいた。また、大槻先生との共同研究の成果についても紹介して頂き、活発な質疑応答が行われた。
後半の講演2では、「人間の思考と計算機に注目して45年」と題して大槻先生の最終講演が行われた。高校生時代の思い出から始まり、45年にわたる東京工業大学における研究の成果を総括していただいた。 超音波の研究分野において、長年にわたり研究開発に情熱を傾けられた経緯を分かりやすく語っていただいた。
談話会終了後、研究所6階の大会議室にて研究所親睦会である成健会による懇親会が開催され、所内外から多数の参加のもと、大槻先生の退職を祝し、和やかのうちに会を終了した。
最後に、今回の精研談話会にあたり、ご参加いただいた皆さまにお礼申し上げるとともに、関係各位のご協力に感謝いたします。