トップ > 最新情報 > 第39回静粛工学セミナーが開催されました.(2005年3月2日)
静粛工学セミナー(通算第39回)を平成17年3月2日(水)に本学すずかけホール内第一集会場で開催し,学内外約40人の参加者のもと,下記最新のトピックについて話題提供と活発な議論が行われました.
本セミナー開催にあたり,ご支援いただきました関係各位に感謝いたします.
(1)「都市ガス供給システムにおける騒音問題の現状と対処に関して」
香川 利春 氏(東工大)
都市ガス供給において、幹線では4-5MPaの圧力でパイプの中をガスを流し、中圧、低圧の3kPaに減圧し供給している。この供給、減圧の過程で騒音振動が発生し、環境問題となる場合がある。いくつかの事例とその対処策を紹介する。
(2)「CVTベルトノイズの評価法について」
横山 嘉昭 氏(ジヤトコ)
FF車用スチールベルト式CVTの開発に際しては、そのベルトから発生する高周波騒音の低減を主としてケース放射音に関して実施しているが、その為に必要なCVTユニットとしての放射音評価法及びベルト単体の振動性能評価法について紹介する.
(3)「深い感性のテクノロジー」
宮原 誠 氏(北陸先端科学技術大学)
深い感動は、暗、静な環境に身を置いて、そこで環境と気を通じてもたらされる場に、高度感性情報を提示して喚起される。そのための高品質な道具、システムを作るとともに、目利き(耳利き)として 高品位な作品を探し、編集てし、コンテンツを作り、結果の評価も行う。これを行える情報マイスターを育てる。
(文責:松村茂樹)