トップ > 最新情報 > 精研シンポジウムが開催されました.(2005年3月1日)
第44回精研シンポジウム「フォトニックネットワークデバイスの新展開(4)」が,平成17年3月1日(火)に東京工業大学すずかけ台キャンパス大学会館多目的ホールで開催されました.本シンポジウムは,将来の大容量光通信ネットワークのための新しいデバイス・システム技術の討論の場を提供することを目的として3年前から継続的に企画され,下記のプログラムに示すように当該分野でご活躍の方々を招いて開催されました.学内外120名の参加者のもと,最先端の研究開発の講演と討論が行われました.
セッションA 10:10-12:40 座長 小林功郎(東工大)
10:10-10:40宮本智之(東京工業大学)GaAs基板上への光通信用長波長帯半導体の形成と面発光レーザ応用
10:40-11:10小山二三夫(東京工業大学)可変中空光導波路とその光回路への応用
11:10-11:40工藤耕治,山崎裕幸(NEC)広帯域波長可変レーザの最近の進展
11:40-12:10勝山俊夫 (東京大学)フォトニック結晶による分散補償デバイス
12:10-12: 40栖原敏明(大阪大学)光通信用導波型非線形光学波長変換デバイスとその応用
12:40-13:40昼食
13:40-14:40ポスターセッション
セッションB14:40-16:10 座長 土屋昌弘(情報通信研究機構)
14:40-15:10西澤典彦,後藤俊夫(名古屋大学)
光ファイバにおける超高速非線形光学効果を用いた超短パルス光の発生と制御
15:10-15:40熊野英和,末宗幾夫(北海道大学)InAlAs単一量子ドットの顕微分光と単一光子発生の検証
15:40-16:10土田英実,吉澤明男(産業技術総合研究所)単一光子検出器と量子暗号通信
16:10-16:30休憩
セッションC16:30-18:00 座長 植之原裕行(東工大)
16:30-17:00多久島裕一,廣田洋一(東京大学)フォトニックネットワークにおける適応分散補償
17:00-17:30駒井友紀,小舘香椎子(日本女子大学)導波路光波シンセサイザ
17:30-18:00和田尚也(情報通信研究機構)光信号処理とそのフォトニックネットワークへの応用
18:00- 懇親会
上羽貞行精研所長の挨拶から始まり,当該研究分野での産官学からの最先端の研究開発の講演,マイクロシステム研究センターの成果報告を兼ねましたポスター講演30件を通して活発な議論が行われ,専門家や学生にとっても実りの大きな会議となりました.本シンポジウムは,科研費学術創成研究「超高速光ネットワーク用光IC」,21世紀COE「フォトニクスナノデバイス集積工学」の成果報告も兼ねて行われました.
本シンポジウムの開催にあたりご支援およびご協力いただきました関係各位に感謝致します.
(文責:小山二三夫)
講演会場
ポスター会場