トップ > 最新情報 > 東京医科歯科大学と交流会が行なわれました.(2005年2月24日)
下記の内容で平成17年2月24日に東京医科歯科大学生体材料工学研究所との交流会が行われました.
東京工業大学精密工学研究所交流会報告
午前10時30分~12時00分
【会 場】
R2棟6階の光ファイバー会議室
【演 題】
1)東京医科歯科大学 情報分野 稲岡秀検先生
「空気圧を利用した液体非定常流量計測」
流体の流量計測は多くの産業応用があり、生体内の血流の非定常流量計測は重要である。本話題は液体の非定常流量計測を圧縮性流体の空気の圧力変化を用いて計測したものである。
2)東京工業大学 精密工学研究所 進士忠彦先生
「磁気軸受を用いた血液ポンプの開発」
生体内に設置する血流ポンプに磁気軸受けを用いて、開発を行っている。本研究は東京医科歯科大学生体材料工学研究所高谷節夫研究室と東京工業大学精密工学研究所下河辺、進士研究室との共同研究で、血流に見立てた液体が勢い良く放出される様子が紹介された。
3)東京工業大学 精密工学研究所 柳田保子先生
「熱および電気刺激に応答する細胞デバイスの開発」
機能を有する細胞デバイスが実現すれば多くの問題の解決に結びつくと考えられる。本報告はその困難なテーマの実現を目指したもので具体的には熱および電気刺激に応答する細胞デバイスの開発を目指し基本を紹介した。
東京医科歯科大学生体材料工学研究所からも高谷先生、石田先生、高久田先生他、多くの先生が参加し、白熱した質問も出て、非常に有意義な交流会となった。 (文責:香川利春)