トップ > 最新情報 > 精研談話会が開催されました.(2005年2月24日)
精研談話会を、精研光エレクトロニクス客員研究部門特別講義と兼ねて、下記のように、ネットワーク関連と光デバイス関連で2回にわたって(1月27日,2月24日)開催しました.
1.日時: 2005年2月24日(木) 16:00-17:00
2.場所: 精研大会議室(6F)
3.講演タイトル:低消費電力&小型10Gベース・フロントエンドモジュール
4.講師: 仁道 正明 (精研光エレクトロニクス客員研究部門 教授)
(日本電気株式会社 システムデバイス研究所主任研究員)
5.聴衆: 30名
6.内容:
メトロ・アクセス系や光インターコネクション系の光通信において重要度が高まっている、1.3μm帯直接変調レーザを用いた10Gbpsフロントエンドモジュールについての最近の研究開発状況が紹介された。NEDOの開発プロジェクトテーマとしての、1.3μm帯4波CWDM(Coarse 波長多重)40Gb/sモジュールや、面発光レーザを用いた小型低消費電力TOSA(Transmitter Optical Sub-Asembel)などの狙い、構造、サイズ、課題などについて、開発現場の生き生きとした様子を交えて語られた。
光幹線系の技術開発が一段落した段階で、距離が極端に短い数10cmから数mあたりの光インターコネクションから、100km程度までの光メトロアクセス系の広帯域化を目指して、直接変調を基本とする10Gb/sモジュールの小型化、低消費電力化、低コスト化の要求が強い。これらに向けて、1.3μm帯4ch-DFB(分布帰還型)半導体レーザおよびモジュールの開発、面発光レーザ(VCSEL)を基本とする小型低消費電力モジュールの開発が進められている。光エレクトロニクス技術の新たな市場展開が大いに期待される。
本件に関する問い合わせ他: 精研極微デバイス部門 小林 功郎
(TEL:5014) kkobayashi@ms.pi.titech.ac.jp