トップ > 最新情報 > 第42回精研シンポジウムが開催されました.(2004年3月3日)
平成16年3月3日(水)午前10時より、下記の内容で第42回精研シンポジウムを開催致しました。
第42回精研シンポジウム「フォトニックネットワークデバイスの新展開(3)」が,平成16年3月3日(水)に東京工業大学すずかけ台キャンパス大学会館多目的ホールで開催されました.本シンポジウムは,将来の大容量光通信ネットワークのための新しいデバイス・システム技術の討論の場を提供することを目的として昨年,一昨年に引き続き企画され,下記のプログラムに示すように当該分野でご活躍の方々を招いて開催されました.学内外120名を超える参加者のもと,最先端の研究開発の講演と討論が行われました.
セッションA 10:10-12:40 座長 荒井滋久(東京工業大学)
10:10-10:40 小山二三夫 (東京工業大学)フォトニックネットワークのための面発光レーザデバイス
10:40-11:10 國分 泰雄 (横浜国立大学)高密度集積化マイクロリングフィルタ回路
11:10-11:40 馬場 俊彦 (横浜国立大学)フォトニック結晶光デバイス
11:40-12:10 森戸 健 (富士通研究所)音響光学波長可変フィルタとSOAを用いた広帯域波長可変レーザ
12:10-12:40 齋藤 達彦 (住友電工) ホーリーファイバ
12:40-13:40 昼食
13:40-14:40 ポスターセッション
セッションB 14:40-16:10 座長 宮本智之(東京工業大学)
14:40-15:10 賀川 昌俊 (沖電気) EA変調器を用いた光時分割多重技術と160Gbit/s伝送への応用
15:10-15:40 古木 真 (冨士ゼロックス)超高速有機薄膜による面型光スイッチと光信号処理
15:40-16:10 黒川 隆志 (東京農工大学)通信用光デバイスの信号処理・計測への応用
休憩 16:10-16:30
セッションC 16:30-18:00 座長 鈴木正敏(KDDI研究所)
16:30-17:00 山下 真司 (東京大学) カーボンナノチューブ可飽和吸収素子とモードロック光ファイバレーザ応用
17:00-17:30 植之原裕行 (東京工業大学)
光デジタル・アナログ変換型ヘッダ識別器と全光波長変換を用いた光パケットスイッチ
17:30-18:00 高橋 亮 (NTT)光電子融合型超高速光パケット処理技術
18:00- 懇親会
上羽貞行精研所長の挨拶から始まり,当該研究分野での産学からの最先端の研究開発の講演,マイクロシステム研究センターの成果報告を兼ねましたポスター講演22件を通して活発な議論が行われ,専門家や学生にとっても実りの大きな会議となりました.本シンポジウムは,科研費学術創成研究「超高速光ネットワーク用光IC」,21世紀COE「フォトニクスナノデバイス集積工学」の成果報告も兼ねて行われました.
本シンポジウムの開催にあたりご支援およびご協力いただきました関係各位に感謝致します.
(文責:小山二三夫)