トップ > 最新情報 > 第39回精密工学研究所シンポジウムが開催されました.(2003年3月10日)
第39回精研シンポジウム「フォトニックネットワークデバイスの新展開(2)」が,平成15年3月10日(月)に東京工業大学すずかけ台キャンパス大学会館多目的ホールで開催されました.本シンポジウムは,将来の大容量光通信ネットワークのための新しいデバイス・システム技術の討論の場を提供することを目的として昨年に引き続き企画され,下記のプログラムに示すように当該分野でご活躍の方々を招いて開催されました.学内外130名を超える参加者のもと,最先端の研究開発の講演と討論が行われました.
セッションA
10:10-10:40 宮本智之 (東京工業大学)
長波長帯面発光レーザの進展
10:40-11:10 荒井滋久,八木英樹,大平和哉,佐野琢哉(東京工業大学)
トップダウン法による長波長量子細線レーザの現状と展望
11:10-11:40 中野義昭 (東京大学)
光ネットワーキングに向けたデジタルフォトニックデバイス
11:40-12:10 石川 浩(FESTA)
超高速全光スイッチの開発状況
12:10-12: 40 國分泰雄(横浜国大)
高密度集積化マイクロリングフィルタ回路
13:40-14:40 ポスターセッション
セッションB
14:40-15:10 河口仁司(山形大学)
偏光双安定面発光半導体レーザとその光信号処理への応用
15:10-15:40 澤田廉士(NTT)
光通信ネットワークに向けた光MEMSデバイス
15:40-16:10 小山二三夫(東京工業大学)
光MEMSとフォトニックネットワーク
休憩 16:10-16:30
セッションC
16:30-17:00 上塚尚登,千葉貴史(日立電線)
PLCデバイスの現状と今後の展開
17:00-17:30 納富雅也(NTT)
SOIフォトニック結晶スラブ
17:30-18:00 北山研一(大阪大学)
フォトニックネットワーク:全光化に向けて
上羽貞行精研所長の挨拶から始まり,当該研究分野での産学からの最先端の研究開発の講演,マイクロシステム研究センターの成果報告を兼ねましたポスター講演24件を通して活発な議論が行われ,専門家や学生にとっても実りの大きな会議となりました.本シンポジウムの開催にあたりご支援およびご協力いただきました関係各位に感謝致します.
(文責:小山二三夫)