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【NEW】精研談話会を開催致しました。（2012年3月14日）

下記のとおり精研談話会を開催しました。

日時：　平成24年3月14日（水）　15：00～17：00

場所：　東京工業大学すずかけ台キャンパス
　　　　 S2棟 2F 第1・2・3会議室　

講師：　 Dr. Hasnain Lakdawala
　　　　　Senior Staff Research Scientist, Intel Labs, Intel Corporation

題目：　"Co-existence and SoC integration of WiFi RF Transceivers in 32nm CMOS"

参加人数：　28名　(学内17名，企業11名)

講演内容：
　IntelのHasnain Lakdawara氏は高周波・アナログCMOS集積回路技術における世界トップレベルの研究者であり，集積回路系世界最高権威の国際会議であるISSCC (IEEE International Solid-State Circuits Conference)等で数多くの優れた論文を発表されています。今回は，Lakdawara氏の最近の研究成果として，最先端のIntel 32nm CMOSプロセスを用いたRF CMOS回路や，ATOMプロセッサとWiFi RFトランシーバを混載したSoCの開発についてご講演頂きました。
　まず，一つの無線端末で複数の無線通信を行う場合の妨害波の問題について述べられ，32nmプロセスを用いて開発したダイレクトコンバージョン方式WiFiトランシーバを例に回路技術による解決手法を紹介されました。また，CPU・WiFiトランシーバ混載SoCで問題となるデジタル回路からの雑音を抑制するためにスペクトラム拡散クロックを使う手法などを示されました。
　談話会と懇親会では，学内・精研に加えて学外の複数企業からも参加いただき，熱心な討議がなされました。講師のLakdawara氏，ならびに出席者の皆様に感謝いたします。