トップ > 最新情報 > 中本研究室の活動が、フジテレビの「ニュースJAPAN」にてテレビ放映されました。(2013年11月4日)
放映日時: 平成25年11月4日(月) PM11:30-11:55
放映内容: 要素臭を用いた香りの再現、遠隔匂い再現システムに関する研究
ニュースJAPANのHPにおける「Nの衝撃」の紹介はこちらから見られます。
【説明文】
当研究室で研究している香りの再現及び遠隔匂い再現システムについてフジテレビの番組「ニュースJAPAN」(2013年11月4日放映)で紹介された。質量分析器でりんごの香りを測定し、それに含まれる成分を計算により求める。そして、計算で求まったレシピで再度香りを調合して香りを再現し、大島キャスタに元の香りと嗅ぎ比べてもらった。図1は元の香りと再現した香りのマススペクトルであり、両者が良く一致していることがわかる。さらに匂いセンサで測定した香りの情報を別の場所の嗅覚ディスプレイに送り、嗅覚ディスプレイで香りの再現を行った。タブレットPCの操作により離れた場所にセットした回転台の任意の位置に匂いを吸い込むノズルを移動できるようになっている。ノズルから香りを吸い込んで匂いセンサに送り、匂いセンサでは香りの種類を判別してインターネットで嗅覚ディスプレイ側のその情報を伝送する。匂いセンサでは、水晶振動子センサアレイの応答パターンをニューラルネットカイロでパターン認識して匂いを識別する。センサ側では匂い測定と同時に別のタブレットPCのカメラで映像も撮影して、匂い情報とともに送られる。嗅覚ディスプレイ側ではタブレットPC上で再生された映像を見ながら、嗅覚ディスプレイで発生した香りをリアルタイムで体験する。回転台の上には香りがつけられており、ユーザはタブレットPCを操作しながら匂いを吸い込む位置を調整する。この操作を大島キャスタが行いメロン等果物の香りを体験してもらった。