【NEW】新任職員着任挨拶(2012年4月1日)

精密工学研究所　　佐藤　誠　所長（精機デバイス部門・教授）

所長挨拶はこちら。

精密工学研究所　　新野　秀憲　副所長（精機デバイス部門・教授）

平成24年4月1日付で精研・副所長を拝命しました。平成8年5月に大岡山の工学部からこの地に転任して以来，精研高層棟から遠く離れた大学院２号館に研究室を与えられたこともあり，精研への帰属意識を持つことなく過ごしてきました。この機会に自分自身の意識改革の必要性を感じています。近年，社会的・経済的・技術的要因の相互影響により，精研を取り巻く環境は劇的に変化しています。周辺諸国の技術水準に対して１０年は先行していると喧伝された花形産業の凋落は周知のとおりです。環境の変化とものごとの本質を見極めることが求められています。新時代に対応可能な先見性と革新性を備えた最強の研究組織を佐藤誠所長の下で実現したいと考えます。その際に，精研の歴史の中で熟成された素晴らしい組織文化を絶やすことだけは許されないと思います。

先端材料部門機能評価分野　里　達雄教授

平成24年4月1日付で先端材料部門機能評価分野の教授として着任いたしました。退任された肥後教授の後任として同分野の発展に尽力いたしたいと存じます。これまで，大岡山の材料工学専攻金属材料分野に所属し，主に軽金属材料を中心とした非鉄金属材料の合金設計，ミクロ・ナノ組織制御，力学特性評価等の研究を行ってきました。近年，高機能の軽金属材料に対する社会的ニーズが急速に高まっており，国内外で盛んに研究が行われています。一方で，材料組織のナノレベルでの振る舞いやコントロール法が学術基礎的にも幅広い関心を集めています。精密工学研究所は優れた伝統をもち，また，多岐分野の皆様がおられる素晴らしい環境にあり，新たな材料創製法や評価法の構築を目指して今後努めていきたいと存じます。どうぞ，よろしくお願いいたします。

山根　大輔助教

平成24年4月1日付で極微デバイス部門電子デバイス分野の助教を拝命いたしました。昨年3月に東京大学で学位を取得後，今年3月までカリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）にて客員研究員を務めておりました。専門はマイクロメカトロ二クス（MEMS）技術の高周波，光，およびバイオデバイス応用であり，新規材料・作製プロセスにも興味を持っております。
MEMSは様々な研究分野が関わる複合領域にありますので，機械・電気・情報・材料分野から構成される精密工学研究所の皆様とともに研究させていただけることを，大変ありがたく感じております。今後とも，ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。